こんにちは。
大阪・今里で完全貸切の美容室をしているイワタです。
先日、カラーとトリートメントでご来店されたお客様の髪を触ったときに、細い髪で、全体的に硬くバシバシした手触りが気になりました。

もともと髪が細く、トップのボリュームも出にくい髪質です。
カラーによる負担も考えられましたが、それだけでは説明できない硬さがあったため、普段のお手入れについて詳しく伺いました。
すると、ご自宅では毎日ストレートアイロンを160℃に設定して使っているとのことでした。
今回は、細い髪にストレートアイロンを毎日使うと、なぜ硬さやパサつきが出やすいのか、実際にどのようなホームケアをご提案したのかを紹介します。
細い髪でも、熱ダメージによって硬く感じることがあります
細い髪というと、柔らかくペタンとしやすいイメージがあると思います。
しかし、カラーやストレートアイロンの負担が重なると、細い髪でも手触りが硬くなることがあります。
髪の表面には、内部を守るキューティクルがあります。
アイロンの熱を繰り返し加えることで髪の表面や脂質に負担がかかると、滑りが悪くなり、乾燥や引っかかりを感じやすくなります。
その結果、
といった変化につながることがあります。
ヘアアイロンを繰り返し使用することで、髪表面の構造や脂質層に負担がかかり、乾燥や摩擦、切れやすさにつながる可能性も報告されています。
- 乾かした後に髪が硬く感じる
- 毛先がバシバシする
- アイロンを使ってもツヤが出にくい
- 髪同士が引っかかる
- 細い毛が途中で切れやすくなる
160℃だから必ず髪が傷むわけではありません
ここで注意したいのが、
「160℃は、すべての髪に高すぎる」
とは言い切れないことです。
同じ160℃でも、髪への負担は髪質や使い方によって変わります。
- 髪が太いか細いか
- カラーやブリーチの履歴があるか
- 毎日使用しているか
- 同じ部分へ何度も通していないか
- 髪が完全に乾いているか
- 一か所を長時間挟んでいないか
- 熱から髪を守るケアをしているか
今回のお客様の場合は、もともと髪が細く、カラーもされている状態で、160℃のアイロンを毎日使用していました。
そのため、160℃という数字だけではなく、髪質、カラー履歴、使用頻度が重なったことが、硬さやパサつきの一因になっていると考えました。
特に、注意してほしいのですが、髪が少し濡れた状態でアイロンを使用すると、乾いた髪へ使う場合より大きな負担になる可能性があります。
アイロンを使う前には、髪の表面だけでなく、内側までしっかり乾いているかを確認することが大切です。
温度を下げるだけでは解決しない場合もあります
髪のダメージが気になると、まず温度を下げようと考える方が多いと思います。
温度を見直すことは大切ですが、低い温度で何度も同じ部分へ通してしまうと、髪が熱に触れている時間は長くなります。
例えば160℃から140℃に下げても、うまく伸びないからと同じ場所へ何度もアイロンを通せば、負担を十分に減らせないことがあります。
温度だけではなく、
- 髪を完全に乾かしてから使う
- 一度に挟む髪の量を増やしすぎない
- 同じ部分へ何度も通さない
- 強く挟みすぎない
- 毎日、髪全体へ使わず必要な部分だけにする
といった使い方も一緒に見直す必要があります。
髪がまとまらないから毎日アイロンを使い、その熱によってさらに髪が扱いにくくなり、またアイロンを使うという流れになることもあります。
温度を下げるだけではなく、アイロンを使う範囲や回数も確認してみてください。
アイロンの使い方とホームケアは両方見直す必要があります
今回のお客様には、アイロンの使い方だけではなく、普段使用しているシャンプーとトリートメントについても伺いました。
使用されていたのは市販のシャンプーとトリートメントでした。
ただし、市販の商品だから悪いということではありません。
市販品にもさまざまな特徴があり、髪質に合う方もいます。
今回気になったのは、現在の髪の細さやダメージ状態に対して、使用しているホームケアでは手触りを補いきれていないように感じたことです。
細くカラーをしている髪へ毎日アイロンを使っている場合、健康な髪と同じケアでは、毛先の硬さや引っかかりが整いにくいことがあります。
そこで、シャンプーとトリートメントの両方を、現在の髪に合うものへ変えることをご提案しました。
今回はトリートメントから変えていただきました
本来は、シャンプーとトリートメントを一緒に見直す方が、毎日のケア全体を整えやすくなります。
ただ、サロン専売品を一度にそろえると、購入金額も大きくなります。
今回はご予算を伺ったうえで、最初から両方を購入していただくのではなく、まずトリートメントから変えていただくことにしました。
お選びいただいたのは、5クァンタム ラストトリートメントです。

5クァンタム ラストトリートメントは、従来の5クァンタムよりもしっとり感があり、カラーやブリーチをしている髪、年齢とともに細くなった髪、毛先の手触りが戻りにくい髪に向いています。
僕がラストシリーズを実際に使った中でも、仕上がりの違いを特に感じやすかったのがトリートメントでした。
そのため、今回のように一度にシャンプーとトリートメントをそろえることが難しい場合は、まずトリートメントから試していただく方法もあります。
シャンプーについては、トリートメントを使った後の変化を確認し、次回来店された際に改めて検討していただく予定です。
5クァンタム ラストトリートメントは1,000gで、価格は税込14,300円です。
安いトリートメントではありませんが、髪の長さや毛量、使用量によっては長期間使える大容量です。
ただし、価格や容量だけで選ぶのではなく、今の髪に必要かどうかを確認してから選ぶことが大切です。
トリートメントだけで熱ダメージが治るわけではありません
5クァンタム ラストトリートメントを使えば、熱で傷んだ髪が元の状態へ戻るということではありません。
髪には、肌のように自分で傷んだ部分を元に戻す働きはありません。
トリートメントの役割は、乾燥や引っかかりを抑え、髪を扱いやすい状態へ整えることです。
手触りがよくなっても、これまでと同じように毎日何度もアイロンを通していれば、再び負担が積み重なります。
そのため今回は、
- アイロンの温度と使用回数を見直す
- 髪が完全に乾いてから使う
- 必要以上に同じ場所へ通さない
- 現在の髪に合ったトリートメントへ変える
という形で、アイロンの使い方とホームケアの両方を見直していただきました。
商品を変えるだけでも、アイロンの温度を下げるだけでもなく、両方を合わせて考えることが大切です。
髪が細い方は、トリートメントのつけすぎにも注意してください
しっとりするトリートメントなら、たくさんつけた方がよいと思われるかもしれません。
しかし、髪が細く、根元がペタンとしやすい方が多くつけすぎると、仕上がりが重くなる場合があります。
5クァンタム ラストトリートメントを使う場合は、頭皮付近には多くつけず、髪の中間から毛先を中心になじませます。
最初は少量からつけ、足りない部分へ少しずつ足す使い方がおすすめです。
髪全体へ均等につけるのではなく、
- アイロンをよく通す顔まわり
- 硬さを感じる部分
- 引っかかりやすい毛先
を中心につけると、細い髪でも重くなりすぎるのを防ぎやすくなります。
5クァンタム ラストの詳しい違いは既存記事で紹介しています
今回は、毎日のストレートアイロンによって髪の硬さが気になったお客様の例を中心に紹介しました。
5クァンタム ラストと従来品の違いや、価格、容量、香り、向いている髪質については、以前の記事で詳しくまとめています。
5クァンタム ラストは従来品と何が違う?美容師が使って感じた向いている髪質
髪のダメージが少なく、軽い仕上がりを好む方には、ラストシリーズが重く感じられる可能性もあります。
価格が高い商品を選べばよいのではなく、現在の髪の状態に合うかどうかで判断してください。
まとめ|髪が硬くなったら、温度以外の使い方も確認してください
ストレートアイロンを使った後に髪が硬い、バシバシする、毛先が引っかかると感じる場合、温度だけが原因とは限りません。
髪の細さ、カラーやブリーチの履歴、アイロンを使う頻度、同じ場所へ通す回数、普段のシャンプーやトリートメントなど、複数の条件が重なっている可能性があります。
今回のお客様も、160℃という設定だけが問題だったわけではありません。
細くカラー履歴のある髪へ毎日アイロンを使用していたことに加え、現在の状態にホームケアが合っていなかったことも含めて見直しました。
髪が硬くなったからといって、すぐに高額な商品やアイロンへ買い替える必要はありません。
まずは普段の使い方を確認し、そのうえで必要なケアを一つずつ変えていく方が続けやすいと思います。
ストレートアイロン自体を見直したい方へ
今回の記事では、現在使っているアイロンの温度や通す回数、ホームケアを見直す方法を中心に紹介しました。
使い方を変えても毛先のパサつきが気になる方や、ブリーチ毛・エイジング毛にも使いやすいアイロンを探している方は、設定温度だけでなく、使用中の温度の安定性やプレートの滑りも選ぶ基準になります。

当店で使用しているMaster Sについて、温度の考え方と実際に使った印象を別の記事で紹介しています。
ただし、現在のアイロンで困っていない方が、無理に買い替える必要はありません。
まずは温度や通す回数を見直し、それでも仕上がりに不満が残る場合に、道具の違いを検討してみてください。
大阪・今里の当店は、同じ時間帯にお一人ずつ対応する完全貸切の美容室です。
髪の手触りが変わった原因が分からない方や、自分の髪に合うアイロンの温度、シャンプー、トリートメントが分からない方も、周りを気にせずご相談いただけます。
商品を無理におすすめすることはありません。
現在の髪の状態と普段のお手入れを確認したうえで、必要なものからご提案します。
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